2010年1月24日日曜日

高まる記者個人のブランド価値

これまでも何度か取り上げたことはありますが、NYTなどの記者さんは実名でNYTの記者としてTwitterを使っています (検索・ナビゲーション系Twitterツールまとめ)。
雇用主である会社としては、記者のTwitter利用の方向性に悩んでいるようで、New York Timesの読者で構成されるオンラインコミュニティで調査が行われたようです。

その結果が上のチャートで読者の4分の3は否定的、とのこと。

ただし、
@nytimesには150万以上のフォロワーがいて、また個々のジャーナリストも大勢のフォロワーを抱えている
という状況で、既存の従来型メディアを好む読者の意見がどこまで参考になるのか、、、
その疑問を解決すべく、TechCrunch上でも似たような投票を行っており、その結果は(現時点で)下のチャート。

この明確な違いから感じられたいくつかの事。

・Twitter化のことを旧来型メディア読者に聞くのはどうだろうか?
・会社側が、Twitterに記者がアカウントを持つことを牽制したいのなら、この既存読者の声は役に立つかも?
・逆に変革が求められている時に既存読者の声がどれだけ役に立つのだろうか?
・Twitter化によって当然記者個人のブランドはさらに高まり、フリーランス的な仕事も同時に行うポテンシャルを持った記者が増えるかも?
・となると、会社としては半フリーランス的な位置づけを設定するなどして、記者をつなぎとめる必要がある?
・日本ではそのような立ち位置の人は、「解説委員」や「編集長」レベルにならないといないが、ブランド力をもった現役記者がもっと現われてくるべき。

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