2010年1月24日日曜日

ネット上の記事一つ一つから積み上げられる既存マスメディアのブランド


TechCrunchに、「新聞はもはや「なんでもあり(ミニ総合メディア)」が売りではなく、Web上で良質な記事が評価される時代」との記事がありました。
昨日の筆者のエントリ「記者クラブ除名はどのような変化をもたらすのか?…「指名買い」で、人気のパブリッシャーになるのでは?」と基本的には同じことを言っていると思います。 
新聞も新聞のサイトも、これからは個々の記事の価値が勝負だ。良質な記事には、集積サイトのホームページだけでなく、Web上の至る所からリンクが付く。いろんなところから、読者が訪れる。まるでその記事には、ドアが何百万個もあるようなものだ。
良質な記事を量産できれば、ニュースアグリゲーターのなかで埋もれることなく輝き、
いつでもおもしろい記事のあるニュースサイトやブログは、集積サイトに毎日のようにそこへのリンクがあるようになる。そうすると、読者のあいだにブランドロイヤリティというものが形成される。
デジタルネイティブな若い世代に対しては、たとえば,
「Yahoo!ニュースで自分に興味のある面白い記事をよく書いているメディアって、実は朝日新聞だったんだ。」
というような、既存のマス媒体にとっては逆流ともいえる認知経路、すなわち日々のユーザーのネット上での行動から積み上げられるブランディングという発想の転換が必要なのかな思います。
そのためにも今の記者クラブ依存の体質改善は必要な感じがしますね。

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