2010年1月26日火曜日

「妻の6割が夫の浮気を携帯でチェックの調査」のニュースが大々的に取り上げられたのは偶然?:元々は「子育てママの携帯活用に関する調査」

Q.結婚や出産をしてから携帯電話の使い方に 変化はありましたか?
Q.内緒で夫の携帯電話を見た主な理由を教えてください。



今朝の日経朝刊社会面でも取り上げられていた「妻の6割が夫の携帯をチェック 浮気や隠し事してない?」という記事、ご覧になった方も多いと思います。

この調査、11月22日の「いい夫婦の日」にちなんだもののように記事で紹介されていますが、本当でしょうか?

というのも元々の調査は、マクロミルの「子育てママの携帯活用に関する調査」(リリース)であって、リリース内でも特に「いい夫婦の日」にちなんだもの、という雰囲気は見受けられませんし、そもそもメインのファインディングすは以下の3点で浮気チェックの部分はリリースの「おまけ」として扱われています。

・1位 「レシピを調べる(66%)」2位「子供のケガ・病気の対処・病院を検索(52%)」
・結婚・出産を経て、7割超が「携帯電話の使い方が変わった」
・携帯メールのやりとりは、「夫」より「友達」。4割超が「夫の携帯代より、自分の方が高い」

季節性や、記念日はメディアの記事づくりの文脈の大きな要素の一つです。それは多くの人にとって関係のあるニュースだからで、だからこそPRではその切り口を狙って情報を加工し、メディアの文脈に自然に採用されやすいようにデザインし、大きな露出を期待するのです。 

今回自社のリリースとは異なる方向性ではあるものの、季節性にフィットして大々的にメディアに取り上げられた(可能性がある)、マクロミルのこの調査。

偶然だとしたらマクロミルにとってはラッキーな結果だったのでしょうか。

本来伝えたい主題とは違うものが取り上げられたので、望んだ形ではないかもしれませんが、調査PRの目的が社名を売ることであることを考えると、成功だったといっても良いのではないでしょうか。まぁ、そもそもこの結果を想定したうえでリリースを出していたのかもしれませんが。









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