2010年1月27日水曜日

なぜ孫さんは2万人の社員にツイッターアカウントを持たせたのか?:実は革新的な社内広報かも

昨日のツイート

今朝の日経:ツイッターで得た「外脳」。孫さんのコメント。今後30年の事業ビジョンアイディアが一瞬で1140集まったそうです

が、思いのほかBUZZったので、ソフトバンク x Twitterの件、もう少し考えてみました。

おさらいとして、まずはこのニュース記事

ソフトバンク(東京都港区)のグループ全社員約2万人がミニブログ「ツイッター」を始めることが7日、わかった。昨年末、自身もツイッターを利用している孫正義社長が全社員に命じた。

この報道を受けて、散見されたのが、「ソフトバンクの2万人の社員が宣伝をする」という内容の意見(「ソフトバンク、2万人、宣伝」の検索結果)。

その時は、そうは思えないなぁと思っただけでそれ以上考えませんでしたが、今日社員の方のものと思しきアカウントを眺めているうちに、そうかそういうことか、と納得できました。

目的は社内広報なのです(たぶん)。勘の良い方はこのエントリのタイトルと画像だけで筆者の意図を理解されたでしょう。
画像のアカウントは、ソフトバンク30周年プロジェクト「Twitterで夢を語ろう!」公式事務局である@30th_sbのフォロワーの一名のもの。@30th_sbのフォロワーには社員アカウントと思しきものが多数見受けられます。

デフォルトの画像、フォロー数が3-5程度、フォロワーはゼロで、ツイートも1桁台、というのが、とりあえずTwitterを始めたソフトバンク社員アカウントの典型と言えそうです。

この画像を見ていると、こんなことが想像できます。

ある日社員Aが出社すると、上長から次のようなメールがきていた。「社長命令で全社員がツイッターアカウントを持つように、とのことなので各自作成するように。ちなみに会社の公式アカウントは、@masason、@30th_sb、@Norika_e、@WhiteFamily0103、@SoftBankなのでそれぞれフォローするように。あと、iPhoneを使っているものはTwitBirdをインストールすると使いやすいぞ。つぶやくときの注意事項だが・・・」

こんな文面ではないと思いますが、イメージとしてはこのような連絡があり、

「つぶやけっていわれても何を書いたらいいか分からないし、とりあえず登録・フォローして社長のアカウントくらい暇なときにでも見るか」

自分がもし同じ立場の社員ならこんな風に考えると思います。

でもこれって、会社のPCはもちろんiPhoneや携帯でも見ることのできる、社員向け広報ツールですよね。

2万人もの規模の会社にもなれば、社長の発言や、会社が発するメッセージ、イベントの様子、キャンペーン情報などを全社員に浸透させるのはまず無理。

ただし、Twitterであれば各社員が隙間時間を利用して、孫社長の発言や会社の公式なメッセージなどを読むことができます。しかも、たくさんの情報が詰まった社内報メールなどの場合「読むのめんどくさい」となりそうですが、140字以内の、細切れでちょっとゆるめのメッセージならどうでしょう。典型的な社内広報ツールよりは浸透が図れそうな気がします。

この見方はあくまでも筆者の憶測なので完全に不正解かもしれませんが、上記のような発想の転換をすることで、オープンなTwitterを社内広報ツールに変えることも可能だと思います。

※このエントリは完全に憶測で、社員の方にインタビューをして確証を得たものではありません。事実と大きく異なる、不適切であると思われる場合はコメント欄などを通じてお知らせください。 



















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